[エマには体調不良だから、と早退を申し出た。
再び小言を言われたが、既に一回言われているため何とも思わなかった。むしろ注射に3回も失敗したことの方がショックで頭に何も入ってって来ない。
俯きながら小さく返事をするだけで、必要最低限の事は言わなかった。
エマは散々小言を言った後、無理をさせて何日も休まられる方が怖いからと許可を出す。]
ありがとうございます。
[頭を下げてお礼を言い、ナースステーションを後にした。
しばらくすると同僚のペラジーが近づき]
『うっさいよね。あのクソババア。』
[と小声で言ってきたが、自分の出来なささにもうんざりしていたので苦笑いをしながら彼女に]
私も悪いから。
[と一言告げた。二言三言、話をすると別れを告げて更衣室へと足を進める。
元気がないことは端から見てもわかるだろう。]
(105) BAlliance 2011/11/27(Sun) 16時頃