― 校舎脇 ―
[校舎に向かって歩いている、唐突な召集は慣れてはいないが少しぐらい遅れたとしても急に呼び出した方が悪いのだと思っていた。
校舎に向かっていると近づいてきて話しかけてくる人>>103。
以前学園祭で何か催し物をやっていたのを見かけた事があった気がする、教師からも喫煙の事で追われる常習犯と記憶している。
名前は確か――]
――ヤニクさん、こんにちは。
……魔女?
……ああ、生徒会の。
ええ、これから向かうところです。
[一瞬なんの事を言われているのか分からなかったが、魔女然とした態度と風貌を想像してなんとか理解できた]
呼び出しの放送があったと、聞きましたから。
練習中は集中しているので全く周囲の音が聞こえないので、困った事です。
[頬に手を当てて小さく息をつく、と同時に鼻をかすめる微かな臭いに気がついてじいっとヤニクの顔を見つめる]
(104) 2011/09/08(Thu) 19時頃