―談話室―
[ホリーが、ベネットと手をつないでいる>>91。
そのまま外へと出ていくのなら、まぶたを薄く開いてから、様子をじっと見ていたはずだけど。
「行ってらっしゃい」の声までは、出せたかどうか分らない。
ディーンは、ヤニクと出会っただろうか? 見つけたなら、そろそろ戻ってくるんじゃないか、なんて思う心も曖昧で]
「オネガイダカラモドッテキテ」
「カントクニアヤマッテ」
「ワタシモイッショニアヤマルカラ」
「ネ? チームノタメニ、モドッテキテ」
……そればっか。ほんと、カッコワルかったなぁ。
別に言うこと、あったはずなのに。テツだって、頑張っていたんだから。
[時間と空間が曖昧なまま、ふらふらっと足を踏み出した。
まだかな、の思いと、行こうかな、の思いが混ざり、どうしたいのか自分でも、よく分らなくなってきた。
今の気持ちを思い出した以上、どこにいても、いつにいても、得られたものはあったのだろうと思うけど]
(102) 2011/08/30(Tue) 23時頃