[今一緒にいるノーリーンさんは…私を見ると何処か目を細めるの。誰かに重ねているのかなって思ったこともあったけれど、口に出しちゃいけない気がしたの。
ヒューさんって、どんな人なんだろう。私を見ているその視線が、やっぱり悲しい気がするの。私に出来るのは、今度歌に来て貰った時にがんばって歌うこと位なのかな。
サイラスさんは、優しいお兄さんって感じなのかな。
とっても一生懸命で、きっとみんなに慕われるようになると思うんだ。
牧師様は、基本的にどんな人にでも分け隔てなく手を差し伸べてくれるの。私が教義の形としての神様を未だに完全には信じていなくて、考え方のしっかりとした、納得した部分を受け取ろうとしていることは…もう分かってしまっているだろうに。それでもこうして…何時も気に掛けてくれて、聖歌を歌い続けるのを許してくれさえするから。]
(102) 2015/04/19(Sun) 20時頃