――――――……え。[たどたどしく紡がれる言葉>>98。その意味がよくわからなくて、私は一つ瞬く。彼は今、私に何を告げたのだろう。すき? 誰が、誰を?……あなたが、私を?]……どうして、謝るの。[肩に埋められたフィリップの髪を撫でた。唇が震えて、泣きそうになるのに、今私の両肩は鸚哥の兄弟に占領されているのだと思うと少しおかしくて、表情の出難い私の顔は、きっと奇妙に歪んでいる。すぐ側にある彼の耳に向かって、嬉しいのに、と囁いた]
(100) takicchi 2015/07/20(Mon) 17時頃