俺はあぶねーやつからは逃げる主義なんで。 ほら、兎だし? 脱兎ってゆーでしょ。[此処には”おいて行って”死ぬほど後悔するやつはいないしそもそも”やりあう”理由がない。でも、周囲にたちこめる鉄錆の匂いはあまりにもこの男の”背後”に重なりすぎていて(きっと、僕以上に濃い)紅い眼が孕む殺気がどこまで深いのかは測れない。ひく、と長い耳を傾けて拾った「ラルフ」の呟きは僕の目を顰めるのに十分で] 少なくとも俺はイタリアにゃー縁が無いよ。[そう、”イタリアーノ”の耳へ言葉を落とした *]
(100) 2015/06/20(Sat) 22時頃