人狼議事

194 花籠遊里


【人】 看板娘 櫻子

── 地下牢 ──

[赤き灯揺らめく窓辺にて、遡る時の移ろいが今の時へ帰る頃。
 僕はベルさまに抱擁され、頬に擽ったい感触を感じておりました。
 それはこの牢獄の中には珍しく、まるで幼児に施す挨拶のようでもあり
 ですから僕は一度目を丸くして、くすくすと笑ってしまったのでございます。]

 ええ…、ありがとうございます。

[「可愛いね!」>>97
 そんな風に誉めていただけたことにも、そしてこうして逢瀬の時をいただけたことへも。
 ふわりと笑めば、ベルさまの細くなった眸と同じようになったことでしょう。]

 決まり事なのです。
 何色にも染まっていない『花』に、あなたさまという色をつけていただくための。

[薄い櫻色のそれではなく、真白なリボンを揺らめかせ。
 僕はベルさまを見つめていたのでございます。]

(100) 2014/09/15(Mon) 11時頃

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