人狼議事

30 ─今夜、薔薇の木の下で。


【人】 掃除夫 ラルフ

[行為者は、鮫のような歯を持った大柄な少年で、当時の最年長組の不良グループの一人だった。何故か行為の二度目は無かった。

 けれども、現在のヘクターやサイラス達とは異なる上の世代の不良グループの片隅に、暫くの間、ラルフは怯えながら在席する事になった。ポーカーが上手だった事が身を救ったのか、それ以外の要因が有ったのかはよく分からない。

 汚物を排出する為の場所で一方的に成された行為が終わり、扉が開いた。行為者が去った後に、見物人が居た事を知った絶望感を思い出して、口端を歪める。行為者とは異なるもう一人の少年がその日から、何故、無言で影からラルフを見詰め続けるようになったのかも分からない。彼がどうして退学になったのかも知らない。

 ──誰の心も誰の痛みも分かりはしない。
 ──誰の哀しみも喜びも識りはしない。識りたいとも思わない。]

……俺は、誰とも交わらず、
卒業までの間、寮の片隅で
ひっそりと生きて行くはずだったよ。

(98) yummy 2010/09/13(Mon) 19時頃

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