― ベネットの家 ―
[家に着くと両親を起こさないように静かに家の中へと入る。
彼がお風呂に入っている間に、ラップにかけたご飯を温め直して彼が出てくるのを待った。
本当は一緒に入りたかったが、彼の家ということもあり、さすがにそれは言わないでおいた。
彼がご飯を食べれば向かい側に座って、両手で頬杖をついて楽しそうに彼を見た。]
ベネットに私の作ったご飯を食べて貰えるなんて嬉しいです。
御両親にも良くして貰って感謝してもしきれません。
ありがとうございます。
[両親が寝ているこの時間はまるで二人で新たに暮らし始めたようにも感じて、更に楽しかった。
彼がご飯を食べ終えれば、食器なども全て洗って片づけた。簡単にお風呂にも入り、自分の部屋に帰ろうとする彼に一緒に寝てくれないかとお願いをした。
昼間の出来事と、先程の出来事、重なりすぎて一人で寝たくはなかったからだ。
彼が同意をしてくれればその場で抱きつき、お礼を言った。]
(97) 2011/11/19(Sat) 03時半頃