[意識が浮上したのは、鳴瀬に服を脱がせかけられるという、非常に対面した時。] ――……っ、自分で脱げます。[何故、そういう場面になっているのだと、状況を思い出すのに数秒。思い出せば、慌てて言を紡ぎ、のろのろと水を含んで重い服を脱ぐ。] 鳴瀬先生も、一人だと面倒でしょう? テーピングも一旦外してしまった方がいいと思います。 そっちの足も、洗わない、と。[湯に入れ、と促された所で、相手が服を着たままなことに気がつく。首を傾げ相手の服に手を伸ばすのは……やはり正常な思考とは言い難いのかもしれない。]
(95) 2011/05/21(Sat) 11時頃