あの虹色は いつものことなのか?
[何度見ても>>54、赤い衣を纏った男はそう言った。初めて見たそれがまた見られるチャンスが来るとなれば嬉しいもの。
男の視線がこちらへ向けば、角を摩るように手をやり]
ああ これは 飾りのようなものだ
オニと呼ばれるイキモノを 真似ている
[男の服装は、オニが生息していると言われた惑星のそれに酷似している。
何か知らないかと問おうと口を開きかけ、逆に閉じてしまう。座席に嵌っていた様子を、見られていたのだろうそれは>>65、アンドロイドであってもやはり気恥ずかしく。]
みっともないところを 見せたな
某はJ …… 否
じぇーむす と呼んでくれ 護衛アンドロイドだ
旅の間 よろしく 炉殿
[我がことながら、正式名称は長い。さっくりと省き、炉という名で彼を呼ぶことにした。
固い表情の中に笑みを浮かべ、軽く頭を下げた。]
(95) 2014/05/14(Wed) 19時半頃