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[言われることはわかってた気がした。
きっと、なお一層、罪を犯すことになるのも。]
――……
[そして、黙って、夢を現実に、
夢だからでない、紛れもない罪を犯すために、その人の服をまた引き裂くように、胸元を開ける。
褐色の肌に尖る飾りに口付けるのに時間はかからない。
そう、こんなに悲しいのに、彼に欲情している。できている。
そして、これからもすることができる。
抵抗しない身体を開くのは容易くて、
求められているのは罰だから、優しくもなく、そう昨日と同じように、傷つけるように抱いていく。
同じ悲鳴に同じ喘ぎが聴こえただろう。それでも容赦なく、
きっととても、酷く、彼を犯した。
拒絶の言葉にも耳を貸さず、むしろ嘲笑い、無理に快楽を与えて、自分勝手に揺らし続ける。]
(94) nostal-GB 2011/08/13(Sat) 22時頃