春菊ー……は、我儘がいるから置いといてっと。
白菜まだあるな。ん、キャベツがあった。塩キャベツ作ったらあいつら食うかな。
あー、肉がねえよ肉が……。
[冷蔵庫の前でぶつぶつ言いつつ、とりあえず色々取り出して。
本当は今日の晩御飯にするつもりだった魚も取りだして、新たな鍋の準備をしようとしたとき]
ん、こんなもんあったっけ。
[冷蔵庫の隅、なにやらどぎついピンク色のキノコを見つけた]
……そーいや、ウォーレン爺ちゃんが。
女の子と一緒に食べたらモッテモテのウッハウハになれる魔法のきのこだとか手紙に書いてたような……?
[先日の物資の中に混ざっていたものなのだが、んな飯に誘える女の子いねえよとぶん投げた覚えがある。
まあ、珍しいピンクのキノコが採れたからそんな冗談を言ってみたのだろうなあ、なんて思いながら]
まあ、あいつらなんでも食うだろ。
[鍋の具材の一つにすることにした]
(93) 2014/10/25(Sat) 23時頃