[とりあえず、あごで示されたトリイに向かって歩き出す。お腹は空いているが、まずは服装の汚れをどうにかしたい。突っ伏して手に触れていた土と、服に付いた汚れが同じものに思えないほど、手触りが違っているように感じた。
共に歩んでくれる「先生」に目線を向けながらいいにおいの方向もクンクンと探した。]
アーサーが付いてきてくれるから心強いよ。突っ伏してた時に声かけてくれてありがと!
えっとね、もらっていいってことはもらっていいってことだと思うんだけど……ってなに言ってるんだろ、つまりそこにあるものなら取ってって問題ないってことだよね!
ちょっと探してみるね。分からないことがあったら呼ぶし、たぶん近くにヒトいそうだから知ってそうなヒト見つけて聞いてみるよ!
アーサー先生もおまつり楽しんでね!
[またね、ときりりとした猫先生に手を振った。きっとおまつりのどこかでまた会えるだろうし、特に不安にも感じていなかった。]
(92) 2015/04/18(Sat) 00時半頃