人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 新聞配達 モリス

[エゴイストの自分でいい、という言葉>>86に、はっとして息が詰まった。
 ああ、だから。だから自分は、この人を救いたいのだろう。
 さっき胸の奥で溶けた氷が、表に出てきてしまいそうだった。
 向けていた笑顔は、堪えるように眉が下がって、随分情けないものになっていたかもしれない。

 どうすれば苦しくなくなるか、問われれば細く、深く息を吐いた。]

今、先輩も言ったでしょう。
俺の作る作品が好き。出来ないことをするのを、尊敬している。

みんな、見ているのは俺じゃなくて俺の"作品"と"技術"なんです。
何かを作るたび、"俺"がどんどん呑まれていく。
俺が木に触らなくなったら、もう、何も残らないんじゃないかって。

(90) 2018/05/19(Sat) 18時頃

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