[自分の本性を知りつつ、この茶番めいた振る舞いに付き合ってくれるドナルドへは感謝をしている。カルヴィンとて、はじめから子供として振る舞っていたわけではない。ある時は老人の姿に、ある時は青年の姿に。様々な年頃の人間に変じてきた。しかしどんな姿に身を窶していたとしても、彼に向けられる恐怖や畏敬の念がなくなることはなかった。時に人は彼を崇め、時に人は彼に刃を向けた](――疲れたんだ。そーいうの)[そして。彼は子供の姿を選んだ。子供は正直だ。少なくとも同じ年嵩までは、普通の友人と同じように接してくれる]
(88) 2013/11/17(Sun) 18時半頃