[ベネットの僕なんかと自身を卑下する様子にそんなことはないと言いたげな顔をしながら、
しかし続く言葉を聞いて、少年は考える]
ベネットさんには、ベネットさんの良さがあって、それは誰にも代わりはできないんです。
でも、ベネットさんが今戦を前にして自分より相応しいと思う人がいるのなら…
貴方を推す人に、それを説いて、その方に統率を託して支えていくんじゃ、だめなのかな。
難しいことは、よくわかんないけれど…
ベネットさんが考えている事、皆に話して皆で考えたら、良い方法が見つかるんじゃないかと思うんだ。
[寒くなってくるが大丈夫かと聞かれれば、大丈夫ですと返す。
しかし、厩舎への報告にはそろそろ行かなくてはならないだろう]
はい、そろそろ厩舎へ戻らないと
ベネットさん、
…あまり、無理しないでくださいね、…なんて言える状況じゃないのかもしれないけど
[そう言い残し、その場を辞した]
(87) 2011/06/30(Thu) 01時半頃