人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ――――ごめん、……ね。

[ 笑おうとしたのだと思う。
 だが、その前にぐらりと水晶体から
 零れ落ちた一雫が頬を濡らした。

 訳の分からないまま走る羞恥。
 眉間の皺が寄った自覚を覚えれば、
 唇を噛み締めて。

 咄嗟にその時見たのはマークではなく、
 オスカー。
 酷く傷付いた、と。
 隠し切れない表情を晒す。
 それをマークから背けるよう、談話室を飛び出した。 ]*

(85) 2018/05/21(Mon) 22時頃

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