[いつになく真剣な眼差しで一平太の言葉を聴く。 答えを咀嚼するよう、瞳を思案げに細め。] “あやかし”[唇を動かしたのち、土の上で何度か同じ単語をなぞる。>>72 謡うような志乃の声には、気付かれぬほど小さく唇を噛み締めた。>>79] “うん 以前聞いた言葉を 思い出したの 逢 魔、刻、なんだね、字” “普通の夕暮れとは違う、刻” “それが訪れたこと、わかる ものなのかな あやかしに出会うと 何か―――起きるの ” ……?[何処まで聞いて良いものか、迷い迷い問いを重ねる。]
(84) 2011/09/14(Wed) 23時半頃