[黄泉路へと旅立つ、発車のベル。村人達の声は、まだ少し遠い。それはアイリスが作ってくれた時間だったのだと、私は気づけずに。][その時ふと、なぜかセシルが泣いている様な気がして。私は、その頬に触れ、涙を拭うイメージで、虚空に手を伸ばした。] もしかして、泣いているんですか? ……仕方ない、人ですね。[くすりと、小さく笑って。]
(82) doubt 2013/08/08(Thu) 21時頃