- ずっと前の昔語り -[雨止まぬ村の話を知ったのはいつだったか。教えてくれたのは、流砂に沈む街で出会った砂漠の民の女だった]『雨の止まぬ世界なんて、夢のようだわ』[砂漠の民にとって水は命そのもの。だからだろうか。何処かで枝葉が変わり、砂漠へ伝わる頃にはすっかり美しい華の様に伝わっていた]
(80) 2013/06/18(Tue) 01時頃