―渋矢→―[とりあえずはこれで懸念もなくなった。そう判断した女は忠犬の前に立つと、輪っかの詰まった箱を庇うように頭に乗せて、ふわりと人の海にダイブする。駅の改札へと吸い込まれる波に乗って向かうのは、神宿駅。]
(80) 2015/09/10(Thu) 19時頃