人狼議事

223 豊葦原の花祭


【人】 座敷守 亀吉

[  ぽた。
                  ぽた。

水滴の落ちる感覚は、今度は汗などではなくて。

滲む視界、からんと杖が落ちた音も気にせずに。
近くの木、桜の樹へと、崩れ落ちるように寄りかかります]

 ――っ、ふ、  ぅ、

[幾ら離れた場所とはいえ、大勢の方がいらっしゃるのに。
急速に溶かされた氷が、湧き上がった熱が、
とても抑えられるものとは思えなくて。
内から瞬く間に溢れる其れが怖くて、怖くて、怖くて。
ただひたすらに声を押し殺して、蹲ります。

掻き乱される。暴かれる。攫われる。
まやかしで慰めていた本心が、祈りが、願いが。]

(80) 2015/04/21(Tue) 03時半頃

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