[聞こえたのは女の子の声>>75。
明らかに、此方の存在に気付き、心配の色を孕んだ声色で話し掛けてきた。
年の頃は二十歳になるかならないかぐらいだろうか。
金糸の髪を持つ女の子の存在に気付き、苦笑を一つ浮かべ。]
あ、いや、少し休めば、良くなりますから。
お気遣い、ありがとうございます。
[異国訛りが強い言語で対応すれば、彼女からは外国人だと知れる事だろう。
そして、女の子が身に付けてる衣装からして学生である事に気付けば、暫し考えを巡らせて。]
……俺から離れた方が良い。
移ってしまったら、後々が大変な事になるかと。
[別に自分の病気は他人に感染するものでは無い。
でも、それと無く感染するニュアンスを醸し出せば距離を取ってくれるだろう、と思い、そんな嘘をつく。
変に心配されたく無いから、見ず知らずの人の手を煩わせたくない故に虚偽を言う。]
(79) 2014/10/27(Mon) 22時頃