[覗き込んでいた表情は言葉の後、少し俯いた髪に隠された。だからその頬の色を見ることは敵わず。沈黙の後、追い詰めていた視線を離す。] ………ふむ。 珍しくしおらしい。 まるで―――、[あの奇妙な夢の中にいた、「十年後の」レティーシャのように。]
(76) 2012/09/26(Wed) 22時頃