、そう。
[ 小首を傾げる僅かな仕草すら様になっている、と思うのは彼の容姿のせいか。
迷子なの。と続けて問われた>>71のには素直に首肯する。
――自業自得以外の何ものでもないが。蛇足は口内に含む事にする。]
……――、優しいね。
[ 一緒に探そうか、という提案には寸間呆気に取られて、敬う形も作らないまま声を漏らす。
子供の揶揄いとも思わず真剣に相手にしてもらえるとはあまり、予想していなかった。勿論断る理由もなければ、ありがたく頷く。
……そうして僅かに和らいだ相手の表情にはただ押し黙って、やはり既視感を刺激されながら。]
……あー。ところでお兄サン、俺とどっかで会った事ない?
[ 地図を探すべく、寄りかかる建物から静かに身体を離しつつ。先ほどの彼の対応は顔見知りにするそれでは無かったな、とは思ったが。首を曲げては斜に相手を眺める。
顔と方向と料理メニュー記憶に関しては特にネジが外れている自覚があれば、下手な軟派文句じみた問いを投げた。]
(76) 2014/10/01(Wed) 11時頃