ケイトリンさん。もう大丈夫だよ。 ありがとう。[漸く彼女に笑いかけて、 ゆっくりと歩きだす。 無表情でも優しい彼女に、 これ以上心配はかけさせたくなくて。] ――せんせいには、気をつけて[そんな言葉をかけたのは、 連れて行った彼への怨みと もうひとつ。 ケイトリンさん”も” いなくなってしまったら――と、 なんとなく感じていたから。]
(72) 2015/06/09(Tue) 21時頃