人狼議事

194 花籠遊里


【人】 呉服問屋 藤之助

……っ、ちが……

[逆だと。泣きたい位に嬉しかったのだと紡ごうとした言の葉は頬に手を添えられ>>71空に溶ける

温かい手に頬触れられれば溢れる涙は止められぬ。その手を濡らし零れ落ちた雫は心に沁みゆく様に1つ2つ、頑なな花弁を剥がしてゆく

あいたかった。ずっとずっとあなただけに
その手に触れたかった、貴方の笑顔が見たかった
声が聞きたかった

再会までに何度季節が過ぎ去っただろう。
彼のかんばせは花であった頃より深みが出てどこか安心感を抱かせる

その彼の口から告げられた言葉に黒瞳は朧月をかくと捉え]

朧、おぼろ。
私は、わたしはただ、あなたと

[手に手をとって籠の外に逃げ出した鶴と亀の様にともにいきたかったのだと
嗚咽と共に零れ落ちた願いは、果たして聞こえたかどうか]

(72) sinonome 2014/09/25(Thu) 02時頃

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