―村の小道―
ウソでしょ……?
[>>65「村長が死んだ」「襲われて、無残に」――ヒューから聞いた情報と集会所へ向かっていく人々が言っていた「人狼」が、頭の中で繋がる。やはり集会所へ急ぎ行かなくては、とラルフと顔を合わせ頷く。
「お前らだけの方が早い」―たしかに、普通に歩くのならばオレとラルフの方がヒューより早く集会所へ行けるだろう。一時はヒューの先に歩みを進めたが、しかし――…]
……あーもう!放っておけるわけないだろ!
一緒に行くよッ!
[振り返りやや感情的に『言葉を作る』のを忘れて叫んだ。
ヒューが自分の位置まで来るのを待ってから彼とテンポを合わせて歩きだした。村に人狼がいるのなら、1人で出歩くのは危険だ。
…そういえば、たしかヒューはケヴィンと共にクシャミの家へ行ったはずだが、一緒ではないのか?こんな騒ぎの中、別行動をするのは危険だ。]
…クシャミくんとケヴィンくんは…無事なの…よね?
[なんとなく呟いた質問が、彼の気に障らなければいいが。]
(70) 2013/09/15(Sun) 21時半頃