1 とある結社の手記:6


【人】 本屋 ベネット

[胸に押し寄せたのは、安堵か悲しみかそれとも怒りか。
目に、右手を押し当てる。

左手が思い出したように、じくりと痛んだ。]


────……。

[口が何かの形を紡ぐ。

夜明けの前の深い闇の中。
表情を手の中に隠した青年は、背を壁に預けながら、
ずる。とその場に崩れこんだ**]

(68) dia 2010/03/01(Mon) 04時半頃

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