[胸に押し寄せたのは、安堵か悲しみかそれとも怒りか。目に、右手を押し当てる。左手が思い出したように、じくりと痛んだ。]────……。[口が何かの形を紡ぐ。夜明けの前の深い闇の中。表情を手の中に隠した青年は、背を壁に預けながら、ずる。とその場に崩れこんだ**]
(68) dia 2010/03/01(Mon) 04時半頃