人狼議事

164 天つ星舞え緋を纏い


【人】 手妻師 華月斎

─ 数年前 ─

[それは母が没した後に行われた祭りに参加すべく里へと戻った時のこと]

何で連絡寄越さんかったんや!
縁切った言うてもこないな時は連絡の一つくらいするもんやろ!!

[里長に母の事を聞き、実家へと押しかけて父の胸倉を掴み。
憤りの感情を隠すことなくぶつけたことがあった。
その時の父の反応は冷たいもので。
腕を振り解き、お前は家族でも何でもない、お前が選んだ道だろう、などと言われ。
敷居を跨ぐなと言ったはずだ、と家からも追い出された]

……ああ、そうかい。
ええわ、あんたにこないなこと望んだわいが阿呆やったわ。

[憤りはそのままに、自嘲と落胆を含んだ複雑な表情を浮かべ、華月斎は父に背を向ける。
それ以降、弟からも芸名で呼ばれるようになり、家との縁は完全に切れたものと受け止めた]

(68) 2014/02/14(Fri) 21時頃

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