人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 花売り メアリー

[濡らした手が唇に触れた時に、今まで忘れていた匂いの「色」>>1:235がよみがえる。

 確かな描線を形作れず、揺れて移ろう水面の灯り。
 夜の潮に溶けそうなくらい、薄く淡く、漂うくらげ。
 そうした絵を脳裏に結ぶ、三日月の、蒼ともつかぬ白。]

 っ、嫌だ!  嫌だ、嫌だ……

[記憶がぶり返す――肌の柔さを知る唇が否定を繰り返す。
 それでもフェルゼがかけてくれた言葉は、彼から感じた「色」は、まるで月明りのように――

 結わずに乱した髪と白いパジャマのまま、マークは衝動的に外に飛び出した。スリッパは部屋の中で脱げて、裸足になっていた。
 寝る前に髪に挿していた薔薇も、今は部屋のコップの水の中。]

(68) 2018/05/19(Sat) 11時頃

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