[いくつかのやり取りのあと、梶にもカレー皿を渡すことに成功して、>>54 千秋は腰を落ち着ける場所を探して広くはない食堂を歩く。
カレー皿を持ったまま、空いた椅子を求めて視線を巡らせれば、食堂の入り口に立つ五十嵐と神鳥に気が付いた。瑛美が神鳥という名の少女を心配していたことを思い出す。>>51 ホールから和室へと神鳥を連れて行ったのは五十嵐だったので、千秋は深く考えることなく、連れだってやって来たのだろうと解釈した。少しだけ意識して深く息を吸い、声をかける。]
あ、五十嵐さんと神鳥さん。体調は、大丈夫ですか?
ちょうど、カレーが出来たところですよ。
寝起きにはちょっと重いかもしれませんけど、食べられそうなら、お腹に入れておきませんか? 今なら、あっちで瑛美さんがよそってくれていますし。
[二人がカレーを食べるというのなら、千秋は瑛美の元まで案内しただろう。]
(68) busoa 2015/02/10(Tue) 21時半頃