[俯きがちに歩いていたため、マリアンヌにも気付かない]
……っ…!!?
[背後からかかる声>>@8と共に平手が一つ。
手加減してくれていたのか分からないが、驚いてしまって咄嗟に声が出ない]
えっと…
[挨拶を返そうにも相手は去った後。
医療系の実習で一緒になった時にその豪快な腕前はしっかりと記憶に残っている。
思わず目を疑ってしまったのは教わったことを正確に行っていないため。
ただ、余計な手順は省いているようにも思え、とても手際が良いとも思った。
実際の医療の場で必要とされるのはお手本通りにきっちりと時間をかけてこなすことではないのではないか。
そんなことを内で真面目に思い悩むきっかけとなった。
そんな出来事もあり、先輩である彼女に、抱いた感情は羨望に近い]
………
[今さら追いかけて声をかけるほどの話題もないから、相手の背を見えなくなるまで律儀に見送る。その後、先ずは調薬室に向かおうと足を速めた]
(67) 2010/09/28(Tue) 23時半頃