人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 花売り メアリー

―時は今に戻り、中庭―

[未だぼんやりとした調子のままのマークは、ヴァイオリンの音が止んだことには気づいても、東屋の裏手から出ていく気配>>29に気づかなかった。
 フェルゼが此方に来たら今度こそ何か言ってやろうか、なんて考えが取り留めなく過るも、特にその当人の姿が見えないが故に、考えはすぐに意識の底に落ちていく。

 ぼんやりするのは初夏の丁度良い陽の温もりと、爽やかな草の香りに混ざる柔らかな花の香りの所為もあったのだろう。
 物置小屋の側までも流れ着く花の香りは、まるで、まだ蕾のままの筈の薔薇の匂いのようにも感じられた。**]

(66) 2018/05/15(Tue) 17時頃

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