…やっぱりそっか。
[短く返して考え込む。ここまでくれば単なる偶然とは考えにくい。だったらここはどこなのか、疑問は深まるばかりで。
>>60息を整え微笑みを浮かべた女性を見て少しだけほっとした気がした]
なら…よかった。
なんでもないから忘れて大丈夫だよ
[忘れていることに安堵すると同時に違和感がした。もしもう生きていないのだとしたら、お金に価値などあるのか。人を騙すことを死んでもしなければならないのか。一瞬でかかった言葉を振り払って女性を見つめる]
私もそんな夢を見たんだ…
私たちって、生きてるの…?
[鞄は隠したまま強張った顔で問う。納得のゆく答えが返ってくることは期待せず、まるで独り言のようだった]
そんなの、わかるわけない…か
お姉ちゃんの名前は?私はデメテル。
[声が震える女性に精一杯の笑顔をつくって再び問う。今度は無知で幼い少女を演じながら]
(64) 2014/10/31(Fri) 21時半頃