―昼―[どこをどう彷徨ったか、あの新しい人には会えぬまま。昼時を迎える。くぅ、と主張する腹を抱え、食堂へと向かえば誰かと出会っただろうか。会えれば何かと言葉を交わしたことだろう。運よく新人さんに出会えたならば、頼み込んで写真を撮らせてもらうのだけれど。できれば、ツーショット。ダメなら、一人だけで。それもダメなら隠し撮り。許可が貰えるなら、二枚とって一枚はプレゼントする。相手の顔がコワかろうが、彼女にとってはあまり関係が無かった。写真が撮れても撮れなくても、昼食を終えればまた外へと向かう。そういえば、朝に、まぁさんと日向ぼっこしようって、約束したんだ。思い出せば足は中庭へと向かった。]
(64) 2014/09/06(Sat) 13時頃