人狼議事

194 花籠遊里


【人】 営利政府 トレイル

ー地下牢ー

  …寒いな。

[微な音さえ反響するか、否か。冷たい壁に阻まれたその部屋の中、格子を潜ったのならば、その中心に敷かれた布団の横に立ち、ただ腰に手を当て声を吐いた。
背後に気休め程度に飾られた丸窓からは――この地下からは、何が見えるのだろうか。
ただ暗闇を視界に捉え、またひとつ。息を吐いたならば。軈て来るちいさな足音>>57を耳に広い、焦いだように其方へと振り向くと、白に咲く――銀月が。]

 …ふふ。…そう堅くならなくても、イイんじゃない。

[白亜に包まれたその身は何とも夜には釣り合わず。太陽の下で見ることこそ輝かしいその白服は、今や仄暗みに呑まれぼんやりと色を魅せ、ただ妖艶。

――然しその美麗な表情を飾った笑みは、花にしては酷く不恰好で。
思わず暫く面を食らった後に喉を鳴らし。彼の元へと歩を進め、その腰へと手を回した]

(64) 2014/09/15(Mon) 00時頃

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