──少し前・格納庫──[訓練を終え、格納庫の所定の位置に神機を預けた。立て掛けると少しばかり見上げる必要のある少年の神機は、一言で言えば大きな金属板だ。板と言っても、刃のラインは直線ではなく両側が緩やかに“くびれ”ており。全体に赤みを帯びた刀身の根元と先端に黒い炎のような紋様が走っている。何より銃や盾、そして柄が付いていることから、これが武器であるということが解るだろう。ガーディのこの大剣は赤い見た目のとおり「火」の力が強く、あまりオールマイティーではない。その為、戦うアラガミはある程度選ぶ必要があった。もちろん、選んでいる余裕があればの話だが──。]
(63) 2014/01/21(Tue) 21時半頃