人狼議事

60 ─昨夜、薔薇の木の下で。


【人】 若者 テッド

[同室者の肌に刻まれた痕が、眼に痛い。
淫靡な笑みに、自分が放った言葉に、かっと頭に血が昇った。
伸ばす腕は、彼の肩に。
逃げないならそのまま両肩を掴んで、ベッドに押し倒しながら。
そうでなくても放つ言葉は……――。]

 先輩は、身体が繋げられれば、誰でもいいんですかっ?

[苦々しげに問う。
彼がずっと1人を思って、
1人で処理していたことを知っているから。
だから、想いの先が男同士ということは理解できなくとも、
彼と同室であれたのに。
誰に知られるより、護れればと、勝手に思っていた。
胸に渦巻くのは、裏切られたという、一方的な想い。

――……嗚呼、噎せ返るような薔薇の芳香に、眩暈。
否、眩暈を覚えるのは、芳香にか、それとも目の前の人にか*]

(62) 2011/08/07(Sun) 11時頃

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