うむ。了解した。
[救い手の叫び>>34に、首肯した。両の目を、きっ、と見開き彼女を見返す]
お前も要請を受けた魔法使いだな。
私はヴェラだ。こんなんだが、強い。
礼を言う。……お前に救われたぞ。
[体はまだ動かず、遅まきにきたであろう魔法使いにも、起こった出来事は伝えねばならない。仮にヴェスパタインの通信>>4を耳にしていたとしても、その場に留まったのはそんな事由か。
事情を聞かれれば、拒むことはない。
表す感情は持ち合せているが、こんな口調とこんな調子のため。
おそらくは、ただ淡々と語る形になったはずだ。
自分を送り届けようとし魔に落ちた、弱く、されど勇猛だった、一人の男の物語>>0:187を。
『魔物との戦闘』が行われていたことは、少し後のことにはなる>>41が。
……ヴェラがまきこんでしまったがゆえに犠牲になった者の顛末は、きっと彼女に刻まれている]
(62) 2013/06/14(Fri) 00時半頃