─→邸1F/リビング─
あったかい。暖炉のおかげでぽかぽかー。
[はにゅんという擬音をわざとらしく意識して、だらしなく緩めた表情。そしてたゆませた身体。
そのまま一人がけのソファを陣取り、ぽいぽいっとほどいたマフラーとうさぎ手袋をバッグに放り込んだ]
良ければスコーン食べなよ。景色は時が経てば変わるけど、甘いものの美味しさだけは変わらないもんだよねぇ。
[なんてその場にいた者にスコーンを勧めつつ紅茶をちびちびすすり、クッキーを頬張る。口の中に広がるクッキーの甘味は、どんな時でも私を幸せにしてくれる。
……血の味なんかよりも、ずっと]
[同行した男達の世間話>>35や自己紹介>>39なんかを聞いたりしながら、ゆったりとしたあったかい時間を噛み締める。
それを破ったのは、一人の女の来訪だった>>53
邸の主を間違えるという盛大な間違いをしながらも、彼女が抱えたトラブルはグロリアの取りなしで落ち着きを見せただろう。
そうして落ち着いたのかティーカップに口をつける女に、私はスコーンを勧めながら訊ねてみる]
間違いのおねーさん、アナタのお名前は?
(62) 2013/12/02(Mon) 20時半頃