[ フローラの父の気遣い >>52 には助かります、と軽く返し、運ばれたご馳走にひゅう、と口笛を鳴らす。 ]
そうそう。やっぱり有名?
[ >>53 フローラの言葉に、フム、と広場の様子を思い出す。確かに石畳やら彫刻やら、古めかしくも豪奢ではあった。
あれだけ目立つなら当然か、と、そびえ立つ城に顔を向ける。
王子様っていうからには金持ちのボンボンで、お姫様っていうからにはきらびやかな令嬢か……と、浮かぶのは俗な感想ばかり。 ]
そうかねぇ。そんだけたんまり寝れるってのも悪かねぇ気もするが……。
[ 閉ざされた窓に目をやる。日の光すら遮断する鎧戸に、絡みつく荊の蔦……。
中に誰かいるとするなら、隠し財宝とその門番とでも言われた方が(少なくともジェレミーには)信じられる。 ]
ん?嫌いなものはちょいちょいあるが、食えないものはねぇな。
強いて言うなら、甘すぎるもん以外で頼むぜ。
[ 夢物語より今日の糧。
>>54 フローラの問いに返したことで、ジェレミーの思考は完全に今日の夕飯へとさらわれていった。 *]
(59) 2018/08/04(Sat) 22時頃