246 朱桜散華


【人】 琴弾き 志乃

─ 川沿い ─

[最初は家へと向いていた足はいつしか川沿いの道を歩む。
無意識だったらしく、我に返ったのは川縁に立つ竿を目にしてのことだった]

 ……すけさん……

[消え入りそうな声で呟く。
こんな時でもいつもと変わらないように見える丁助。
知らずに居るのか、知って尚この姿勢なのか。
後姿からは判別出来ない]

(58) 2016/04/23(Sat) 21時頃

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