─ 川沿い ─[最初は家へと向いていた足はいつしか川沿いの道を歩む。無意識だったらしく、我に返ったのは川縁に立つ竿を目にしてのことだった] ……すけさん……[消え入りそうな声で呟く。こんな時でもいつもと変わらないように見える丁助。知らずに居るのか、知って尚この姿勢なのか。後姿からは判別出来ない]
(58) 2016/04/23(Sat) 21時頃