―郵便局―
はい局長!今から行きます!今すぐ!配達に……えっ?
[いつも手際の悪い自分に対する叱咤を恐れてハキハキ返事をする。
しかし穏やかだが厳しい上司から伝えられたのはとある大学の講師からの伝言>>3:302で。
瞠目する他なかった。]
五十蔵先生から……?!なんで……
[進んで足を運ぶ講義の先生からお呼びが掛かれば、喜びよりも戸惑いが。
そして昨日から連絡が途絶えている「時計の家」の主のことを思い出せば、不安が勝った。
恐らく先生とルーカスさんは知り合いで、ルーカスさんと一緒にいる所を彼は見ていた筈だ。]
分かりました、明日大学に…はい……はい……ああ、頭巾?頭巾は……なくしちゃって。ふふ、いつものことですよ。
………じゃあ、行ってきます。
[昨日よりも更に少なくなった郵便物を後ろに乗せて、配達が終われば向かう先は大学構内。*]
(57) 2014/10/09(Thu) 21時半頃