素敵な色ね。 まるで、この国の行く先を、祝福するようだわ。[複雑な思いを混じらせた表情は、自身の世話係の前以外では、決してこぼさぬ色。微笑みへ返すには不似合いな色を、しかし堪えきれずにいた。][不意に、ノックの音。] … はい。『ミッシェル様、失礼致します。 シルヴァーナ様が、此方へいらっしゃるとの事です。』 姉様が?…わかりました。[メイドの一人に伝えられた、大事の前の急な訪いに驚くも、頷きを返して]
(57) 2012/01/08(Sun) 10時頃