[>>55メモが視界の端に映る。混在した記憶の再生が自動的に途切れれば、その眩暈や呼吸の出来なくなりそうな重圧は自然に収まり始めた。>>53心配気な視線にも重ねて大丈夫、とばかりにこくり、と縦に頷いて]……血が。…苦手、みたいで。[床に浮かんだ血痕からふい、と目を逸らす様にして自分の手元へと視線を落とした。その言葉は何処か他人事の様に。ぽつり、途切れ途切れに吐き出され]……あまり…覚えてませんけど。思い出してはいけない記憶が、蘇りそうで。[そして、また何処かソレは無機質な言葉で。まるで感情の無い、無味乾燥のような。]
(56) 2014/02/28(Fri) 19時頃