[鳥篭の中、こげ茶色の髪の少女は一見正座している。 きっちりと着せ付けられた和服の襟の隙間から微かに赤い跡が 籠が揺れるたびに見え隠れする。 しっかりと着物の内側で太腿と脛を縛り上げられて。 尻の焦げ跡の皮が引き連れて悲鳴を上げている。 顔は痛みに震えながらも言いつけどおりに微笑みを絶やさずにいた。 膝にはずっしりと重い日本人形が乗せられて両手で持たされている。 時々人形を支える手が震え肩が歪みにゆれ。髪がふるふると震えていた]
(55) sakuhana 2010/04/15(Thu) 15時半頃