―― 翌朝 ――[烏は夜が明けぬ内に帰って来させた、やはり祟り神の正体を掴めはしなかったが果たしてその姿を見たものはいたかどうか。]……月光の君。[そしてまたしても堕とされたは自柱の親しき神で、倒れこそしなかったが闇は月光を失ったことを嘆き悲しんだ。追放された朝顔は祟り神に憑かれていなかった、そういうことだろう。](守らなければ。)(堕とされてはならない。)[二つの想いが強くなり、一つの考えが浮かぶ向かったのは華月の屋敷、――そこに彼はいただろうか**]―― →華月の屋敷 ――
(55) 2013/08/14(Wed) 10時頃