人狼議事

132 lapis ad die post cras


【人】 感性子 玖休

― 星間定期艦『パラディソ』 ―

[艦のメインブリッジに、双子のように瓜二つの二人。
様々な想いを乗せて星渡った船は、着陸の地点を求めてゆっくりと降下する]

……なぁ、参休。俺、「感情を持つアンドロイド」として作られたけどさ。でも自分の感情が、本当に「感情」なのか、それとも「プログラム」なのか、ずっと確信持てずにいた。

[ティソに託された地図は参休によって読みとられ、モニター上にてナビの光点となっている。隣の席に座る参休は、自分とそっくりな顔で、表情なく作業を進めている]

でもさ、どっちでも関係ないんだなって、思った。
「感情はない」っていうお前にもさ、みんな何かを感じて、感謝をして、別れを惜しんでいった。みんな、参休を「仲間」だって、思ってた。

[参休の傍らに置かれた白い薔薇。それを感情によるものか否かと詮議することにどれほどの意味があるだろう]

自分を自分と認めてくれる相手がいる限り。きっと関係ない。

[パラディソの艦体は目標地点へと近づく。寸分の狂いもない角度で、大気圏に突入する]

(54) heinrich 2013/08/03(Sat) 01時頃

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